阿蘇山 – 火山の状況に関する解 説情報(第011号)
気象庁
7月25日11時10分 発表
火山の状況に関する解説情報
火山名: 阿蘇山
噴火警戒レベル: レベル1(活火山であることに留意)
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
中岳第一火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました。
阿蘇山では、火山性微動の振幅が7月4日から増大し大きな状態となりましたが、7日以降は小さな状態で経過しています。
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、7月以降、1日あたり200トンから500トンと少ない状態で経過しています。
7月23日に実施した現地調査では、これまでの観測に比べて火口内の状況に特段の変化は認められませんでした。
GNSS連続観測では、深部にマグマだまりがあると考えられている草千里を挟む基線において、2024年10月頃から縮みの傾向が見られています。
火山活動が低下していることから、中岳第一火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと判断し、本日(25日)11時00分に噴火警報を解除しました。
火口内では、土砂や火山灰が噴出する可能性があります。また、火口付近では火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
今回の火山活動の状況の変化に伴い発表していた一連の火山の状況に関する解説情報の発表はこれで終了します。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
火山の状況に関する解説情報(詳細)
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