(防府署)ポリスニュースNo.12 地下鉄サリン事件から26年
知っていますか?おぼえていますか?
「地下鉄サリン事件」とは、オウム真理教が、平成7年3月20日、東京都内を走る地下鉄の車内で神経ガスのサリンを散布し、多数の死傷者を出した事件です。
平時の大都市において無差別に化学兵器が使用されるという世界にも類例のない事件で、国内外に大きな衝撃を与えました。
数々の凶悪事件を敢行した団体~オウム真理教~
オウム真理教は、麻原彰晃こと松本智津夫が発足させたヨーガ・サークル「オウム神仙の会」を母体とした宗教団体で、平成元年から平成7年にかけて、地下鉄サリン事件や坂本弁護士一家殺害事件など数々の凶悪事件を敢行しました。
教団の現状
教団は、松本への絶対的帰依を強調する「Aleph(アレフ)」をはじめとする主流派と松本への影響力がないかのように装う「ひかりの輪」を名乗る上祐派が活動しています。
現在、教団は、15都道府県31か所の拠点施設を有し、信者数は、合計で約1,650人とみられています。(直近は、福岡県に両派の拠点施設が存在)
組織拡大に向けた動向
主流派は、教団名を秘匿し、街頭や書店における声掛けのほか、SNSを利用しながら、青年層を中心にヨーガ、占い、精神世界等に興味を持つ者と接触を図り、ヨーガ教室に勧誘するなどして新規信者を獲得しています。
上祐派は、各拠点施設で開催している「上祐代表説法会」や、各地の神社仏閣等を訪問する『聖地修行』等の行事について、webサイトを通じて、参加を呼び掛けるなどし、信者獲得を図っています。
オウム真理教対策の推進
警察では、無差別大量殺人行為を再び起こさせないため、引き続き、関係機関と連携して教団の実態解明に努めるとともに、組織的違法行為に対する厳正な取締りを推進しています。
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