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北海道防災情報メール

火山の状況に関する解説情報
2020年06月07日23時00分 札幌管区気象台発表

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
十勝岳62ー2火口付近で明るく見える現象を観測しました。
火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は見られませんが、火口周辺は火山ガスの濃度が高い可能性があります。火口周辺には近づかないでください。

<噴火警報発表火山>

<噴火予報発表火山(噴火警戒レベル導入火山)>
以下の活火山 [噴火予報(レベル1(活火山であることに留意))]
十勝岳

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
十勝岳62ー2火口付近で明るく見える現象を観測しました。
火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は見られませんが、火口周辺は火山ガスの濃度が高い可能性があります。火口周辺には近づかないでください。

<火山の活動状況等>
本日(6月7日)20時20分頃から、監視カメラで62ー2火口付近が明るく見える現象を確認し、現在も継続しています。この現象は、高温のガス噴出や硫黄の燃焼等によるものと考えられます。
この現象の前後で、火山性地震の増加や火山性微動は観測されず、地殻変動及び空振データには特段の変化はありませんでした。また、他の火口からの噴煙の状況にも変化はありません。
62ー2火口でこの現象が観測されたのは、2000年6月以来です。
ここ数年山体浅部の膨張、噴煙高の高い状態、地震増加、火山性微動の発生、発光現象、地熱域の拡大や温度上昇などを確認しており、十勝岳の火山活動は高まる傾向にありますので、今後の火山活動の推移に注意してください。

<防災上の警戒事項等>
活火山であることから、火口内に影響する程度の突発的な噴出現象が発生する可能性がありますので、地元自治体などの指示に従って火口付近など危険な地域には立ち入らないで下さい。

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