■個人情報流出解決名目の特殊詐欺事件の発生について
A子さん(80代)の自宅に年金機構の情報流出関係で、警察から依頼された支援団体のハマダと名乗る男から、
「現在、大量の情報流出に関して手続きをしているが時間がかかっている。年金情報の他にも情報が流出しているため、金融庁からも連絡がある。今使っているカードはどこのものですか。」
等の電話がかかってきた。
同日、金融庁のサカタを名乗る男から
「あなたのキャッシュカード情報も漏れていますので、担当の者から連絡があります。」
等と電話があり、その後、金融庁のトミタを名乗る男から
「情報流出した詐欺対策のため、キャッシュカード情報を解除しなければいけない。キャッシュカードを送ってもらいます。」
等と電話があった。
A子さんは、カード情報を解除する手続きをしなければならないものと信じ、キャッシュカード3枚を封筒に入れポストに投函して、指定された東京都内の住所地に郵送した。
その後、キャッシュカードを不正に使用され、合計62万1、000円を引き出された。
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○日本年金機構の情報流出問題に関して、警察が支援団体に依頼することはありません。
○金融庁の職員がキャッシュカードを送るように指示することはありません。
○「キャッシュカードを送れ。」は詐欺です。
○安易に個人情報(氏名、住所、生年月日、電話番号、暗証番号等)を教えないでください。
○自分は被害に遭わないという過信を持たず、このような電話があった場合は、すぐに家族、知人、最寄りの警察署・交番・駐在所に相談するなどして、絶対に一人で対応しないでください。
警察安全相談電話 #9110または
青森県警察本部生活安全企画課
19:14
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