市民、事業者の皆さまへ ~藤岡市の独自施策について~
5月14日、群馬県への新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除されました。
本市では経路不明の感染はなく、感染拡大は抑えられています。これは緊急事態宣言期間における市民の皆さまの行動自粛、事業者の皆さまの休業要請等へのご協力によるものであり、あらためて深く感謝申し上げます。また、日夜市民の命と健康を守るためにご尽力いただいている医療従事者の皆さまに感謝と敬意を表する次第です。
本市は引き続き緊急事態宣言の対象となっている埼玉県に隣接し、東京などから群馬に向かう玄関口に位置しています。この点を踏まえ、今後の各分野における活動再開への取組みについては、群馬県のガイドラインに沿って慎重に判断するとともに、感染拡大防止、感染予防のための万全の対策を継続して講じることが重要と考えています。
特に小中学校の再開に向けては、児童生徒に1人50枚のマスクを配布したほか、非接触式体温計、加湿器等の配置や学校施設の予防対策によって、子ども達の安全と保護者の安心を実現する学習環境を整えています。
また、経済復興と市民生活・家計への支援についても本市独自の施策を実行します。新型コロナウイルスによって経済的損害を受けた事業者の皆さまに10万円、減収によって生活に困窮する世帯へも10万円の支援金を給付します。学校の休校により負担が増えた家計支援と飲食業振興を目的として、高校生以下の子どものいる子育て世帯に食事券を発行します。
そのほか、高齢者の皆さまに対する支援も含めきめ細やかな施策を実施し、国・県制度の事務を速やかに行うことと併せて、地域経済と市民生活をしっかり支援していきます。
さらには、感染の第2波、第3波を起こさず、万一起きた場合にも最小限に抑え込むとともに必要な対応をとれるよう、引き続き最大限の感染防止対策の継続、家庭学習を見据えた小中学校のオンライン環境整備と1人1台端末の実現、将来に備えた医療資材の備蓄を進めます。
市民・事業者の皆さまにおかれては、活動再開に際して、3つの密を回避し、手洗い消毒・換気を徹底するなどの「新しい生活様式」による行動を心がけてください。藤岡市が一丸となって新たな日常を定着させ、市民生活と経済活動を両立していくことができるよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
令和2年5月19日
藤岡市長 新井 雅博