■【尾道警察署】高額の特殊詐欺被害の発生
尾道市内で、弁護士相談を装い、財産管理の名目でキャッシュカードを郵送させて、高額の現金をだまし取る特殊詐欺被害が発生しました。
【事件概要】
○ 本年3月下旬、尾道市内の女 性(80歳代)宅に、「消費者 係争 支援センター」を名乗り「契約係争通知書」が送付され、その通知書に は、「期限内 に連絡がなければ、後日、裁判所に出廷することとな る。」と記載があり、被害者は指定された連絡先に急いで連絡した。
○ 指定された連絡先では、応対した男から「未払い請求書が届いていま す。」といきなり告げられ、被害者が身に覚えがないことを伝えると 「立派な弁護士さんを紹介します。」と言われて連絡先を紹介された。
○ 弁護士の連絡先として紹介を受けた連絡先では、弁護士を装う男に 「あなたの財産が狙われているので、私が守ります。」と言われ、被害 者の財産のことを詳しく聴かれた。
○ 4月中旬ころ、弁護士を装う男は、電話で被害者に「金融機関は悪徳 業者とつながっている。」などと言って不安をあおり、財産を2つの金 融機関の口座に集めるよう指示した。
更に、被害者からキャッシュカードの暗証番号を聴きだし、東京都内 の個人宛にキャッシュカードを送るよう指示して、郵送させた。
○ 弁護士を装う男からは、その後も被害者方に「裁判の経過」と称する 連絡があったが、6月15日以降連絡が取れなくなったため、被害者が 消費生活センターに相談し、詐欺被害が発覚した。
○ この間に、被害者名義の口座 から約2、100万円の現金が引き出 されていた。
【注意事項】
○ 身に覚えのない通知などの郵便物が届いたら、まず警察や消費生活セ ンターに相談してください。
○ むやみにキャッシュカードを郵送したり、暗証番号を他人に教えない でください。
○ 電話で財産や金融機関の口座、現金のからむ話しはすべて詐欺です。
〜 広島県警では、特殊詐欺被害を10億円以下に抑止することをまざして、「なくそう特殊詐欺被害・アンダー10作戦を展開中です。 〜