火山の状況に関する解説情報
平成30年11月22日10時50分 札幌管区気象台発表
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
十勝岳では、本日(22日)火山性微動が発生し、その後火山性地震が一時的に増加しました。
<噴火警報発表火山>
<噴火予報発表火山(噴火警戒レベル導入火山)>
以下の活火山 [噴火予報(レベル1(活火山であることに留意))]
十勝岳
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
十勝岳では、本日(22日)火山性微動が発生し、その後火山性地震が一時的に増加しました。
<火山の活動状況等>
十勝岳では、本日(22日)05時08分頃から継続時間が約27分間の火山性微動が発生しました。微動に伴い火口付近の傾斜計で、わずかな変動を観測しました。火山性微動が観測されたのは、10月30日以来です。また、微動発生直後から振幅の小さな火山性地震も一時的に増加しました。
微動発生時、62ー2火口の噴煙の状況に変化はありませんでした。
十勝岳では5月下旬以降、火山性地震の一時的な増加や火山性微動が時々観測されています。
また、長期的に見ると、噴煙の高い状態、地熱域の拡大や温度上昇、地震の一時的増加など火山活動の活発化を示す現象が観測されていますので、今後の火山活動の推移に注意が必要です。
<防災上の警戒事項等>
現在、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められませんが、突発的に噴出現象が発生する可能性がありますので、注意が必要です。
地元自治体などの指示に従って火口付近など危険な地域には立ち入らないでください。
火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
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