地方気象情報
平成30年11月09日15時55分
札幌管区気象台発表

太平洋側西部と日本海側北部では、9日夜遅くまで暴風に警戒し、北海道地方では、10日明け方まで大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、竜巻などの激しい突風、落雷、ひょうに十分注意してください。

<気象概況>
発達した低気圧が沿海州付近を北東に進み、南にのびる前線が10日昼前
にかけて北海道を通過するため、気圧の傾きが大きく、大気の状態が非常に
不安定でしょう。

<防災事項>
北海道地方では、9日夜遅くまで南東の風が陸上で強く、海上では非常に
強く吹き、海はしける見込みです。太平洋側西部と日本海側北部では、9日
夜遅くまで暴風に警戒してください。また、北海道地方では、強風や高波に
注意してください。
日本海側南部と太平洋側では、10日明け方まで局地的に雷を伴った激し
い雨が降り、大雨となる見込みです。大雨による土砂災害や低い土地の浸水
、河川の増水に十分注意してください。
また、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうのおそれがあります。屋外で
の活動や農作物の管理などに注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するな
ど、安全の確保に努めてください。

<雨の予想>
9日18時から10日18時までの1時間雨量の最大値
日本海側南部、太平洋側 30ミリ
9日18時から10日18時までの24時間雨量
日本海側南部、太平洋側西部 80ミリ
太平洋側東部 70ミリ

<風の予想>
9日の最大風速(最大瞬間風速)南東の風
太平洋側西部、日本海側北部
海上 20メートル(30メートル)
陸上 18メートル(30メートル)
その他の地域
海上 18メートル(30メートル)
陸上 15メートル(30メートル)

<波の予想>
9日の波の高さ
太平洋側西部 5メートル
その他の海域 3メートル

<お知らせ>
平成30年北海道胆振東部地震で揺れの大きかった市町では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。

今後、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報や竜巻注意情報などに
留意願います。

この情報は「大雨と強風及び雷に関する北海道地方気象情報 第2号」を
引き継ぐものです。
次の北海道地方気象情報は、10日5時頃に発表の予定です。