名義貸しトラブル解決名目の特殊詐欺事件の発生と被害防止について
本年1月25日ころ、むつ市居住のA子さん(80歳代)方の固定電話にメディカル福祉センターのシラトリを名乗る男から
「福祉施設の入所申し込みを受けていますがどうですか。ほかに入所したい人がいるので、その人に名義を貸してほしい。」
と言われ、A子さんは自分の名義を貸すことを承諾した。
その後、福祉施設のハヤマを名乗る男から
「許可を得るための費用として100万円が必要です。100万円を弁護士宛に送ってください。」
などと電話で言われ、本年1月27日にむつ市内のコンビニエンスストアから、指定された東京都内の住所に宅配便で現金100万円を送付した。
すると、同月29日に、再びハヤマから
「あなたが名義貸しをしたことがばれた。訴えられたくなければ500万円を払わなければならない。」
などと電話で言われたため、知人に相談したところ、詐欺の被害に気づいたもの。
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福祉施設の職員などをかたって、「名義を貸してほしい。」と話し、後になって「名義貸しがばれて裁判沙汰になった。」「トラブル解決のための費用が必要だ。」などと言われたら詐欺です。
現金を宅配便で送ることは法律で禁止されています。「現金を宅配便で送ってください。」と言われたら詐欺です。
不審な電話、身に覚えのない請求などの場合は、一人で対応せず、家族あるいは最寄りの警察署、交番・駐在所へ相談してください。
警察安全相談電話 #9110または
青森県警察本部生活安全企画課
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