武蔵野市役所職員をかたる還付金詐欺被害が発生しました。
何度も言います。「還付金が受け取れます。」という連絡は市役所や銀行から絶対に来ません。
市役所に、医療費に関する還付金を計算するような部署や業務は存在しませんし、また各金融機関においても還付金返還の事務手続きを税務署や厚生労働省から代行委託を受けることもありません。
医療費や税金など、既に支払ったものに関する還付金手続きは申請者側が申告して初めて還付を受けることができる制度です。医療費に関するものは、確定申告の中で、「医療費控除」などを申告すると、税金額が減額される制度ですが、いずれにせよ自分でATM機を操作し、現金がダイレクトに振り込まれる手続きなどありません。
犯人は、様々な嘘を言い、ATM機に誘導しますが、ATM機の前で携帯電話で指示を受けながら手続きをする行為は例外なく詐欺被害です。
〈被害の状況〉
令和7年9月12日午前7時頃、武蔵野市吉祥寺本町の自宅の固定電話に、武蔵野市役所職員をかたる男から「医療費見直し申請の手続きがされていません。後で〇〇銀行の担当から連絡があります。」という電話がかかってきた。その後、〇〇銀行本店の〇〇を名乗る男から「医療費還付金申請の手続きをします。午後8時までにお近くの〇〇銀行ATM機に行けますか。」と電話がかかってきたが、所用があったため被害者は無理であると伝えると明日かけ直すと言って電話を切った。翌日13日、再度前日の男から電話があり「還付金の手続きをさせて頂きます。ATM機を操作して頂くのでお近くの〇〇銀行のATMに行って着いたら連絡をしてください。」と言われ、連絡先電話番号を伝えた。同日午前11時頃、ATM機から先の連絡先に電話をかけた被害者は、男の指示するままにATM機を操作した結果、数十万円を見知らぬ銀行口座へと振込送金してしまったもの。
【問合せ先】武蔵野警察署
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