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メールけいしちょう

大手都市銀行を装う還付金詐欺被害が発生しました。
〇 「還付金が受け取れます」という連絡は、市役所や銀行から絶対に来ません。
〇 医療費や税金など、既に支払ったものに関する還付金は、入金される口座と口座番号、名義人などを相手先に通知する事務手続き(インターネットでの送金を含む)を経なければいつまで経っても入金されることはありません。
〇 犯人は、様々な嘘を言い、ATM機に誘導しますが、まずATM機の前で携帯電話で指示を受けながら手続きをする行為は詐欺被害だと思って間違いありません。
〇 一連の手続きでは、何度も不審な点を見破ることは可能なのですが、自分が当事者となり、既に手続き上、締め切りを過ぎてしまったという過失があるため、疑うよりも相手側の好意と受け取ってしまう心理状態を犯人は利用しているのが、還付金詐欺の特徴なのです。十分にご注意をお願いします。

《被害の状況》
 令和7年9月16日午前11時頃、被害者宅の自宅の固定電話に大手都市銀行の本店行員を名乗る男から架電があった。男は「数ヶ月前に還付金の制度が変わり、受け取っていない還付金があります。市役所から受け取りに関する書類が送られていると思います」「返信期限が8月31日と過ぎてしまっていますので銀行で特別手続きが必要になります」「これからお持ちの全ての銀行口座のキャッシュカードを持ってATMに向かってください」と伝えた。男は、「ATMに着いたら○○銀行のサポートコールセンターに電話をしてください。番号は・・・です」などと指示し、被害者は、男の言うとおりに○○銀行○○出張所からサポートコールセンター宛に携帯電話から電話を掛けた。
 すると、最初の男とは別の名前を名乗る男が出て、還付金受領の手続きを説明した。男は「ATMの送金ボタンを押して、これから言う認証番号を送金金額欄に入れてください」などと指示し、被害者はそのとおりに操作した。そこで送金ボタンを押すとお金を振込送金してしまうのではないかと疑問に思った被害者は、その旨電話先の男に伝えると、男は「ATMによっては今回のような手続きのためのボタンがないため、手続き上、送金ボタンを選択し送金金額欄を認証番号の入力欄として使います。また50万円以上だと送金は出来ません」などと答えた。この言葉を信じてしまった被害者は、男の言うとおりに送金ボタンを押すと、送金事実の利用明細書が出力された。その旨を男に伝えると「エラーです。同じ手続きをもう一度違う口座のキャッシュカードで行ってください」「成功であれば黄色い用紙がでますから」などと言ったが、その時点で不審感を強め、電話を切ると近くの交番に行って、詐欺被害に遭った事実を初めて知ったもの。

【問合せ先】武蔵野警察署

◎警視庁防犯アプリ「デジポリス」はこちらから

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