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火山情報
2025年08月10日16時00分 発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
本日(10日)05時23分に、新燃岳で噴火が発生し、宮崎県の一部で降灰がありました。

【火山活動の状況】
本日(10日)05時23分に、新燃岳で噴火が発生しました。噴煙は最高で火口縁上3000m以上に上がり、北東側に流れました。噴火は15時現在も継続しているもようです。
この噴火に伴い、新燃岳近傍の傾斜計では、新燃岳付近の収縮を示すと考えられるわずかな変化が認められました。

本日実施した現地調査では、宮崎県小林市及び高原町で降灰を確認しました。小林市及び高原町の一部では、道路の白線が見えなくなるほどの多量の降灰を確認しました。小さな噴石は確認されませんでした。
また、本日実施した聞き取りによる降灰調査では、宮崎県小林市、西都市、高鍋町、木城町、川南町、都農町で降灰を確認しました。宮崎県木城町、川南町では、火山ガスの臭気を確認しました。

新燃岳火口直下を震源とする火山性地震は、2024年10月下旬から増減を繰り返しており、非常に多い状態で経過しています。

新燃岳の火山活動は活発な状態で経過しており、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、大きな噴石などに警戒してください。

【防災上の警戒事項等】
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

次の火山の状況に関する解説情報は、11日(月)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

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