むつ警察署でSNS型投資詐欺を認知
1事案の概要
令和7年5月25日、青森県内に居住するAさん(30歳代、女性)がスマートフォンでYouTubeを閲覧中、副業広告が表示され、同広告をタップすると、LINEアカウント「咲花」が登録され、LINEメッセージで「最初は簡単な副業をやってもらう」「指定の動画を見て高評価を押し、スクリーンショット画像を送信するように」などと副業の説明を受け、指示されたとおり作業を行ったところ、数回にわたって合計数千円相当の電子マネーを受け取ることができた。
すると、「咲花」からLINEメッセージで「高額な報酬を得られる副業を紹介する」などと言われるとともに、「Trоveо」というSNSアプリのインストールを指示され登録したところ、アカウント名「蒔田咲花」から、メッセージで「指示どおりに現金を支払って投資を行えば、元金が保証され、必ず利益を出すことができる」などと投資を勧められた。
その後、Aさんは「蒔田咲花」の指示に従い、投資の運用資金として、5月28日から同月30日までの間、3回にわたってインターネットバンキングや県内金融機関のATMを利用して指定れた大手金融機関の個人名義口座に現金合計10万3,000円を振り込んだほか、現金3万円分をPayPayで支払った。
すると、「蒔田咲花」から「Trоveо」のメッセージで、実際に投資で利益が出ているような画面の画像を見せられたものの、「手続で操作ミスがあり、30万円を支払わないと資産を出金できない」などと言われ、5月30日、県内金融機関のATMから指定されたネット銀行の個人名義口座に現金30万円を振り込んだ。
しかし、その後も資産の出金費用として、更なる現金を要求されたことから、不審に思ったAさんが警察に相談し、被害に気付いたもの。
2被害の防止について
簡単に稼げるなどのうたい文句の副業は、詐欺の可能性が極めて高いです。
報酬を得るための手数料・違約金などの名目で現金を要求された場合は、詐欺を疑ってください。
【青森】
青い森のセーフティネット
2025年6月2日
スポンサーリンク