黒石警察署で架空料金請求詐欺を認知
本年3月下旬ころ、青森県内に居住するAさん(30歳代、男性)は出会い系サイトで知り合ったLINEアカウント「バター」から、別の出会い系サイト「meet X」を紹介され、3月26日、同サイトの年会費として、指定された個人名義口座に6,000円を振込入金した。その後、同サイト内でテレグラムアカウント「みゆき」とやり取りするようになり、「みゆき」からテレグラムのメッセージで
〇 私と会うためには予約カードを作成する必要がある。作成方法は、指導先生に聞いてほしい。
などと言われ、テレグラムアカウント「上野美咲指導先生」を紹介された。
すると「上野美咲指導先生」からテレグラムのメッセージで
〇 「みゆき」と直接会うためにはスポンサー認証料が必要だ。認証が完了すれば、お金はすべて戻ってくる。認 証料が足りないので追加で払う必要がある。
などと言われ、同月28日から同月29日までの間、スポンサー認証料として指定された個人名義口座に3回にわたり、合計36万円を振込入金した。
更に、「上野美咲指導先生」から
〇 認証に完了したが、返金には手続費用や税金がかかる。
と言われ、同月29日から同年4月16日までの間、データ修復料として、指定された法人及び個人名義口座に4回にわたり、合計493万円を振込入金した。
その後、返金担当者を名乗るテレグラムアカウント「財務担当」から、テレグラムのメッセージで
〇 認証が完了したが、返金には手続費用や税金がかかる。
と言われ、同年4月17日から同月28日までの間、返金手続費用等として、指定された法人及び個人名義口座に3回にわたり、合計300万2,520円を振込入金した。
しかし、一向に「みゆき」と会うことができないため、勤務先の顧問弁護士に相談して、詐欺の被害に気付いたもの。
◆SNSアプリ等を通じて、交際や性的サービスをあっせんし、登録料や実際に会うための手続費用の名目でお金を振り込ませるのは詐欺の手口です。
◆犯人は「必ず返金する。」などと話し、お金を騙し取ってきます。
◆会ったこともなく、どこの誰か分からない人からお金を求められたら、1人で対応せず、家族や知人、最寄りの警察署や交番・駐在所に直ぐ相談してください。
【青森】
青い森のセーフティネット
2025年5月9日
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