県内の野生イノシシにおける豚熱感染事例について
県内の死亡野生イノシシにおける豚熱感染事例について
【概要】
発見場所:都城市
個体情報:幼獣 雄(死亡個体)
回収日:4月9日
判定日:4月11日
【経緯】
(1)4月9日(水)に都城市で回収した野生イノシシの死体についてPCR検査を実施。
(2)宮崎家畜保健衛生所によるPCR検査により陽性と判定されたため、農研機構動物衛生研究部門(注)で精密検査を実施したところ、4月11日(金)、豚熱の感染を確認。
(注)国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門:国内唯一の動物衛生に関する研究機関
今回、県内では初めて野生イノシシでの豚熱の事例となりますので、今後、野生イノシシを介した豚熱ウイルスの感染拡大が懸念されます。
このため、農場へのウイルス侵入リスクがこれまでになく高まっていますので、豚飼養農家の皆さまにおかれましては、改めて次の6項目について対策の徹底をお願いします。
防護柵及び防鳥ネット等による野生動物侵入防止対策の徹底。
農場に出入りする畜産関係車両の入退場時の消毒を徹底。
※と畜出荷の際は、と畜場内での車両の水洗、消毒の徹底。
豚舎専用の衣服の着用及び豚舎入口での靴の履き替えと手指消毒。
外部から導入した豚の隔離と健康観察。
飼養豚への適時・適切な豚熱ワクチンの接種。
飼養豚についての毎日の健康観察と特定症状(紫斑、異常豚や流死産の増加、死亡豚の増加等)が認められた場合の家畜保健衛生所への早期通報。
伝染病から家畜の命を守るのはあなた自身です。周りの方にも呼びかけ、日本一安全・安心な畜産県を目指しましょう。
【問い合せ先 宮崎県家畜防疫対策課 】
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