高岡かたかごメール《老人施設入居の名義貸しをめぐるトラブル解決名目の特殊詐欺発生!!》
令和4年12月下旬頃、Aさん宅の固定電話にB社のキムラと名乗る男から電話があり「介護施設の空きがあるので入りませんか」と言われました。
Aさんがこれを断ったところ、後日、再びキムラから電話があり、「あなたの名前を借りて入居するため、手付金として1千万円をC社に支払いました」と言われました。
その後、金融庁を名乗る男から電話があり、Aさんの名義でお金を振り込んだことについて「このままでは裁判になる可能性がある」などと言われ、Aさんは気が動転し、男に言われるまま自身の口座や残高などを教えてしまいました。
そして、C社のミズタニと名乗る男や、その顧問弁護士と名乗るハセガワという男から矢継ぎ早に電話があり、「罪にならないように頑張っている」「裁判の供託金としてお金を送金してほしい」「裁判が終わればお金は返す」と言われ、最終的にAさんは、男らに指示されるまま、複数回にわたり、手数料等の名目で指定された口座にお金を振り込んだ他、3回に分けて宅配便で指定された住所にお金を発送しました。
本年6月下旬頃、ハセガワから電話があり、「裁判が終わりました。お金はお返しします。」といわれたものの、一向にお金が返ってこないことから、Aさんが実在するC社に確認したところ、詐欺の被害に遭っていたことが判明しました。
被害額は合計4,995万円でした。
〇 実在する企業名等を語り「老人ホーム入居のため名義を貸してほしい」などと言い、後日、官公庁等の職員を名乗り、「名義貸しは犯罪である」「裁判になる」などと言って裁判費用を請求するのは特殊詐欺の手口です。
〇 不審な電話があった場合は、一人で悩まず、警察署又は警察相談用電話「#9110」へ相談してください。
〇 このメールを見たら家族や周囲の人に注意喚起してください。
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高岡警察署