息子騙りのなりすまし詐欺未遂の発生について
○発生日時
平成27年11月11日(水曜日)
○ 発生場所
府中市本山町
○ 事案の概要
11月11日午後11時ころ、被害者(70歳代・女性)方に男の声で電話がかかり、「ゴホン、ゴホン、遅い時間にごめん。」「熱が出とる。携帯電話が壊れたから、この番号で折り返し電話くれる。」などと話をしてきました。
声の感じから息子(次男)と思った被害者が翌日、指示された電話番号に電話したところ、その男から「今病院におる。扁桃腺が腫れとったみたい。ストレスが原因みたい。」と話してきたのでストレスの原因を尋ねると「実は外で子供ができた。主人がおる女性だったので裁判になっとる。示談金200万円のうち50万円は払えたが、残りが払えていない。悪いけど100万円振り込んでくれる。」などと金銭の要求をされました。被害者は大変なことになったと思い、夫にも電話を代わってもらいましたが、声の感じから夫も本当の息子であると信じました。お金の工面をするため別の息子(長男)に連絡を取ったところ「それは間違いなく詐欺じゃ。」と言われたことから次男に確認したところ、騙されていることがわかりました。
○ 被害防止に向けて
息子や孫を騙って現金をだまし取ろうとする詐欺事件が多発しています。犯人は、風邪をひいたなどと言って声色を変え、被害者に本当の息子や孫だと信じ込ませようとしてきます。息子などと言ってきても、お金の要求をされた場合は、一旦電話を切り、息子や孫に必ず確認をし、嘘とわかれば警察に通報してください。
府中警察署
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