地方気象情報
平成30年10月29日04時50分
札幌管区気象台発表

日本海側北部では、29日朝から夜遅くにかけて暴風や高波に警戒してください。北海道地方では、大雨による土砂災害、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょう、強風や高波に十分注意してください。

<気象概況>
北海道地方は、29日は日本海を低気圧が発達しながら北上するため気圧
の傾きが大きくなり、低気圧からのびる前線が通過するため、大気の状態が
非常に不安定となる見込みです。

<防災事項>
北海道地方は、日本海側北部を中心に29日朝から夜遅くにかけて、南西
のち西の風が非常に強いでしょう。また、29日夕方から夜遅くにかけて海
は大しけでしょう。日本海側北部では暴風や高波に警戒してください。その
他の地域では強風や高波に十分注意してください。
北海道地方は、29日は雷を伴って激しい雨の降る所がある見込みです。
これまでの雨で地盤の緩んでいる地域では、大雨による土砂災害に十分注意
してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうのおそれがあり
ます。屋外での活動や農作物の管理などに注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するな
ど、安全の確保に努めてください。

<風の予想>
29日の最大風速(最大瞬間風速) 南西のち西の風
日本海側北部 海上 25メートル(35メートル)
陸上 20メートル(35メートル)
その他の地域 海上 20メートル(30メートル)
陸上 18メートル(30メートル)

<波の予想>
29日の波の高さ
日本海側北部 6メートル
日本海側南部、太平洋側西部 5メートル
その他の地域 3メートル
太平洋側ではうねりを伴う

<雨の予想>
29日6時から30日6時までの1時間雨量の最大値
太平洋側西部 30ミリ
その他の地域 25ミリ
29日6時から30日6時までの24時間雨量
太平洋側、日本海側南部 60ミリ
その他の地域 50ミリ

<お知らせ>
平成30年北海道胆振東部地震で揺れの大きかった市町では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。

今後、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報や竜巻注意情報などに
留意してください。

この情報は「暴風と大雨及び雷に関する北海道地方気象情報 第1号」を
引き継ぐものです。
次の北海道地方気象情報は、29日16時頃に発表の予定です。