地方気象情報
平成30年10月28日15時55分
札幌管区気象台発表
日本海側北部では29日朝から夜のはじめ頃にかけて暴風に警戒してください。また、北海道地方では大雨による土砂災害、高波、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに十分注意してください。
<気象概況>
北海道地方は、29日は日本海を低気圧が発達しながら北上するため気圧
の傾きが大きくなり、低気圧からのびる前線が通過するため、大気の状態が
非常に不安定となる見込みです。
<防災事項>
北海道地方は、29日朝から夜のはじめ頃にかけて、南西のち西の風が非
常に強く、海はしけるでしょう。日本海側北部では暴風に警戒し高波に十分
注意してください。また、北海道地方は、29日は雷を伴って強い雨の降る
所がある見込みです。27日の雨で地盤の緩んでいる地域では、大雨による
土砂災害に十分注意してください。竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうの
おそれもあります。屋外での活動や農作物の管理などに注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するな
ど、安全の確保に努めてください。
<風の予想>
29日にかけての最大風速(最大瞬間風速)南西のち西の風
日本海側北部
海上 23メートル(35メートル)
陸上 20メートル(35メートル)
その他の地域
海上 20メートル(30メートル)
陸上 15メートル(30メートル)
<波の予想>
29日の波の高さ
日本海側北部 5メートル
日本海側南部、太平洋側西部 4メートル
その他の地域 3メートル
太平洋側ではうねりを伴う
<雨の予想>
28日18時から29日18時までの1時間雨量の最大値
日本海側南部 25ミリ
その他の地域 20ミリ
28日18時から29日18時までの24時間雨量
日本海側南部 60ミリ
その他の地域 50ミリ
<お知らせ>
平成30年北海道胆振東部地震で揺れの大きかった市町では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。
今後、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報や竜巻注意情報などに
留意願います。
次の北海道地方気象情報は、29日5時頃に発表の予定です。