地方気象情報
平成30年09月29日16時02分
札幌管区気象台発表
北海道地方では、台風第24号の接近により、30日夕方から10月1日にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、強風や高波に十分注意してください。
<気象概況>
大型で非常に強い台風第24号は、29日15時には那覇市の北西約50
キロにあって、1時間におよそ20キロの速さで北北東へ進んでいます。
台風第24号は、10月1日朝には強い勢力を保ったまま三陸沖へ進む見
込みです。
また、30日は前線が北日本を北上するため、太平洋側を中心に、台風に
先行して昼頃から雨が降り始める見込みです。
<防災事項>
北海道地方では、台風第24号の接近により、30日夕方から10月1日
にかけて、大雨となるでしょう。特に太平洋側東部を中心に雨量が多くなり
、風は海上で非常に強く、海はしけるでしょう。大雨による土砂災害や低い
土地の浸水、河川の増水、強風や高波に十分注意してください。
平成30年北海道胆振東部地震で、がけ崩れを起こしている地域や、台風
第21号の倒木が残っている地域では、通常時より少ない雨量でも被害の発
生するおそれがあります。
また、台風第24号の進路によっては、北海道に上陸するおそれがありま
す。事前に十分な準備が必要です。
<雨の予想>
29日18時から30日18時までの24時間雨量
太平洋側 30ミリ
30日18時から10月1日18時までの24時間雨量
太平洋側 100から150ミリ
日本海側、オホーツク海側 50から100ミリ
<お知らせ>
平成30年北海道胆振東部地震で揺れの大きかった市町では、大雨警報・
注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています
。
今後の台風の進路によっては、北海道への影響が大きく変わる可能性があ
ります。今後発表する台風情報や防災気象情報に留意してください。
次の北海道地方気象情報は、30日5時頃に発表の予定です。