■特殊詐欺事件の発生(2件)
【サイト利用料の架空請求詐欺】
A子さん(20歳代)の携帯電話に、東京の弁護士を名乗る男から電話があり
「前に登録したサイトの遅延金が発生しています。サイトの運営者は訴えると言っています。今なら和解できます」
などと言われた。
A子さんは訴えられては大変だと思い、和解を進める旨を答えたところ
「サイトの運営会社は6社あり、とりあえず大手の1社に早急に20万円を支払う必要があります」
と言われ、男に指示されるまま、ATMからネット銀行の口座へ送金した。
その後、男から
「他の5社への和解金も早急に払わないと裁判になる」
と言われ、ATMから1回目と同じ口座へ40万円送金し、合計60万円をだまし取られた。
【息子騙りのオレオレ詐欺】
B子さん(50歳代)方の自宅電話に、息子を騙る男から電話があり
「熱があって思うように口が開けられない」
と言われるとともに、新しい携帯電話の番号を教えられた。
B子さんは声に違和感があったが、熱のせいで声が変わっているのだろうと思い、息子だと信じてしまった。
その後、同じ男から電話があり
「夫がいる女性を妊娠させてしまった。弁護士を雇って示談にしてもらった。200万円必要だが、とりあえず100万円を振り込んでほしい」
と言われた。息子だと信用していたB子さんは、ATMから首都圏に開設された口座へ100万円送金し、だまし取られた。
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「サイトの利用料の未払いがある。裁判になる」という電話は詐欺を疑ってください。
息子を名乗る者から、「熱やのどの痛みで声がでない」「携帯電話の番号が変わった」などと言われたら、オレオレ詐欺を疑ってください。
お金を送る前に、必ず家族や知人などに相談するか、最寄りの警察署、交番・駐在所に相談し、絶対に一人で対応しないでください。
警察安全相談電話 または#9110
青森県警察本部生活安全企画課