■2件の特殊詐欺事件の発生について
【青森市】
本年11月上旬、A子さん(60歳代)の家に、日興証券のシンドウと名乗る男から
「永谷園の債権を買う権利がA子さんに当たりました。」
「いらないなら、名義を貸してもらえれば、当社で購入したい。」
と電話があり、その後、永谷園のウエスギと名乗る男から
「A子さんから申し込みを受け付けましたが、本当にあなたが自分で買うものなのですか。名義貸しならば詐欺罪になりますよ。逮捕されます。名義貸しを白紙にしたいなら600万円払ってください。」
と電話があった。
A子さんは現金を送付すれば逮捕されなくなるものと信用して、現金100万円を宅配便で、男に指定された東京都内の住所に送り、だましとられました。
【十和田市】
本年11月上旬、B子さん(20歳代)は、モバイルコミュニティというインターネットサイトを利用し、男性と連絡先を交換しようとしましたが、サイトから
「個人情報を交換するにはポイントを購入する必要がある。」
と連絡がありました。
B子さんはコンビニエンスストアでビットキャッシュという電子マネーを購入し、サイトのポイントを購入したものの、連絡先が交換できず、その後も次々と
「文字化け解除のためのプログラムを購入する必要がある。」
「セキュリティ変更やフィルタリングを付ける必要がある。」
「メール配信システムを導入する必要がある。」
等というメッセージが届き、合計11回にわたり、総額234万5000円分のポイントを購入しましたが、個人情報を交換できず、同金額分をだましとられたもの。
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「名義を貸してください」は詐欺!
「宅配便・ゆうパックで現金送れ」は詐欺!
「個人情報提供のために金銭を要求する」は詐欺!
お金を送る前に必ず相談!
警察安全相談電話 または♯9110
青森県警察本部生活安全企画課