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広島県警メール

■息子騙りのなりすまし詐欺未遂の発生について
○発生日時
 11月26日(水曜日)

○発生場所
 府中市高木町

○事案の概要
 11月25日午後1時ころ、被害者(70歳代・女性)方に男の声で電話がかかり、その男性は咳き込みながら「電話番号が○○○−○○○○−○○○○に変わった。明日病院に行くので午前9時に電話して起こしてほしい。」と話してきました。
 被害者は、声の感じから息子だと信じ込み、翌26日の朝に電話をかけて話をし、その後、再度その男から電話がかかった時に、「知人から投資話を持ちかけられて金を借りたが返済が滞っている。サラ金で450万円を借りようかと思う。」等と言われたため、被害者は、「サラ金からお金を借りてはいけない。450万円は準備するから。」と答えました。
 すると男は「知人のところへ直接お金を送ってほしい。定期預金を解約するときに職員がいろいろ聞いてくるから、嘘をついて無理してでも下ろしてほしい。」等と言い、送り先として東京都内の私書箱を指定したので、被害者は、その日の内に金融機関に行って450万円を下ろし、指定された私書箱宛てに宅配便で現金を送りました。
 幸い、別の事件で同私書箱を捜査していた他県警察の捜査員が、被害者が送った現金を発見したため、お金は被害者の元に戻り、犯人の手に渡ることはありませんでした。

○被害防止に向けて
 息子や孫を騙って現金をだまし取ろうとする詐欺事件が多発しています。
 犯人は、風邪をひいた等と言って、わざと咳き込んだりかすれた声を出し、被害者に本当の息子や孫だと信じ込ませようとしてきます。
 このような電話がかかった時は、一旦電話を切り、息子や孫に必ず確認をし、嘘とわかれば警察に通報をしてください。

12:45
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