感染性胃腸炎が増加しています
感染性胃腸炎は細菌又はウイルス等の感染性病原体による下痢、おう吐を主症状とする感染症で、通年で発生していますが、特に11月から3月の冬場から春先にかけて多く発生します。
2026年第3週(1月12日から1月18日)の定点当たり報告数は『15.00』で、年明け以降2週連続で増加しています。市内保育園や高齢者施設等での集団発生の報告が続いています。
この時期に発生する感染性胃腸炎のうち、特に集団発生例の多くは、ノロウイルスによるものであると推察されています。
ノロウイルスは、一般的には症状は軽症ですが、高齢者や乳幼児の間で多発する感染性胃腸炎の主な原因物質として知られています。カキなどの二枚貝にウイルスが蓄積し、その貝を十分に加熱しないで食べることで感染します。また、ノロウイルスに感染した人のふん便やおう吐物にウイルスが存在しますので、不十分な手洗いにより、人から人へと感染していきます。
ノロウイルス、サポウイルス、アデノウイルス等による感染性胃腸炎に使用可能なワクチンはありません。また、消毒用エタノールのみでは十分な効果を期待できないので、感染を予防するためには、食品類の十分な加熱、石けんと流水による手洗い、おう吐物・ふん便等の迅速かつ適切な処理及び次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200~1000ppm)等による汚染区域の消毒が重要です。手指に付着しているウイルスを減らす最も有効な方法は、石けんと流水による手洗いです。
ノロウイルスは感染力が強く微量のウイルスで感染が成立することが特徴で、高齢者や乳幼児では下痢等による脱水症状を生じることがありますので、集団生活を行う高齢者施設や保育園などでは注意が必要です。対策として、ふん便やおう吐物を適切に処理し、汚れた床などは適正な濃度の次亜塩素酸ナトリウム等を使用して、確実かつ速やかに消毒しましょう。処理後は手洗いを行い感染防止対策の実施に努めましょう。
<参考>
〈厚生労働省ホームページ〉
感染性胃腸炎(特にノロウイルス)
厚生労働省ホームページ:ノロウイルスに関するQ&A
【お問い合わせ】船橋市保健所健康危機対策課衛生試験所
電話番号:
添付ファイルはこちらからご確認ください。
