親族(実娘)に伝えたことで詐欺被害 を未然に防ぐことができました!!!
今週も武蔵野警察署管内には多数の特殊詐欺のアポ電(犯人からの電話)が、固定・携帯を問わずかかってきました。ということは、すぐサギに気づいて通報してくれる人が多いということです。
その一方で、警察官を名乗り「逮捕状が出ている」「無実を証明するために口座を調べる必要がある」などと嘘を言い、これを信じてしまい犯人が指定した口座に振込送金してお金をだまし取られてしまった被害も発生しました。
そんな中、男性が何度も電話がかかってきていることを娘さんに相談し、娘さんから「父が孫からの電話だと信じてしまっているようなので警察官来てください」という通報で駆けつけた署員の説得により、危うく詐欺被害に遭わずに済んだ事案がありました。
この方は、電話でお金の話が出た後アクションをとる前に娘さんに話したからこそ、間一髪で被害に遭わなかったのです。
ご自宅の固定電話や携帯電話に突然かかってくる、息子や孫、そして犯罪の捜査中などとする警察官を名乗るような電話は、必ず一旦「うちは結構です」と電話を切り、ご家族・ご親族、武蔵野警察署まで、「いつ、何と名乗る者から、〇〇〇という内容の電話が来たけど、詐欺ですか?」とお問い合わせをお願いします。こうした電話は、100パーセント詐欺です。
犯人の言うままに、すぐにATMでお金を引き出したり、お金を用意してしまうと、あなたの大切な資産が詐欺犯人の手に渡り、後で犯人が検挙できたとしても被害金が手元に戻ってくることはありません。
連休中も犯人は詐欺電話をかけてきます。十分に注意をお願いします。
〈未然防止の状況〉
令和7年7月16日、武蔵野市八幡町の男性の携帯電話に、被害者の孫を装い、「鞄を置き忘れた。会社の大事なお金が入っていて迷惑をかけてしまっている」「上司などが一時立て替えてくれている」「お金を用意できない?」「後で必ず返すから」などと言う電話が複数かかってきた。
男性は、すぐに回答はせずに娘さんにその旨を伝えたところ、娘さんは「お父さん、それってきっと詐欺だよ」と伝えたものの、男性はその話をすっかり信じてしまっている様子から、「このままだとお金をだまし取られてしまう」と感じて、そうした状況にある父を説得してほしいと110番通報をした。
すぐに駆けつけた警察官らは、自宅内で現に電話で詐欺犯人と会話中の被害者に気づき、電話を切らせた上、事情を説明してようやく自分が詐欺の被害に遭いそうになったことに気付くことができたもの。
【問合せ先】武蔵野警察署
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