4月20日は一斉消毒の日です
明日20日は、平成22年4月に本県で口蹄疫が発生して、今年で15年を迎えます。
それ以降、国内で口蹄疫の発生はありませんが、韓国では、今年3月に口蹄疫が発生し、4月に入ってから豚農場での感染が拡がっています。このような中、宮崎空港では、昨年から韓国定期便が就航していることから、我が国へ侵入するリスクが極めて高い状況が続いています。過去に本県で口蹄疫が発生した前にも韓国での発生が確認されていることから、より一層の警戒が必要です。
15年前の経験を忘れることなく、防疫の意識を高く持ち、いま一度、畜舎周辺の消毒を徹底するなど、日頃からの発生防止対策の取組を強化し、県民一体となった高い防疫レベルを維持していきましょう。
さらに、4月11日に県内の野生イノシシでの豚熱感染が確認されました。県内では、野生イノシシに対する経口ワクチンの散布や捕獲の強化等を進めていますが、野生イノシシを介した豚熱ウイルスの拡散が懸念されます。
農場に持ち込まないためにも、豚飼養農家の皆様におかれましては、次の6項目の対策の徹底をお願いします。
防護柵及び防鳥ネット等による野生動物侵入防止対策の徹底
農場に出入りする畜産関係車両の入退場時の消毒を徹底
※と畜出荷の際は、と畜場内での車両の水洗、消毒の徹底
豚舎専用の衣服の着用及び豚舎入口での靴の履き替えと手指消毒
外部から導入した豚の隔離と健康観察
飼養豚への適時・適切な豚熱ワクチンの接種
飼養豚についての毎日の健康観察と特定症状(紫斑、異常豚や流死産の増加、死亡豚の増加等)が認められた場合の家畜保健衛生所への早期通報
農家の皆様方におかれましては、飼養衛生管理基準を遵守し、不要な人の農場立入の制限、農場及び畜舎専用服・靴への交換、消毒の徹底(踏込消毒槽の適切な使用及び消毒薬の適宜交換など)、鶏舎の破損や防鳥ネットの破れなどの点検等、発生防止対策の取組の一層の強化をお願いします。
また、口蹄疫の特定症状(泡状のよだれや水ぶくれなど)や豚熱の特定症状(紫斑、異常豚や流死産の増加、死亡豚の増加等)、不審な野生イノシシの死体を発見した場合は、直ちに管轄の家畜保健衛生所へ通報してください。
家畜伝染病から家畜の命を守るのはあなた自身です。周りの方にも呼びかけ、日本一安全・安心な畜産県を目指しましょう。
【問い合せ先 宮崎県家畜防疫対策課 】
※皆様の周りの防災メール未加入の方へ加入を呼びかけましょう。
登録手順
農政水産部では「ひなたMAFiN」により県の農林水産業について情報発信を行っています。
農場消毒の方法等、役立つ情報を発信していますので下記リンクよりご活用ください。